夜中にCSなどで古いドラマなんぞを見ていると、突如として意外なモノに遭遇する事がありますな。
てな訳で、1982年(昭和57年)に放映されていた某・軍団系刑事ドラマ(笑)のワンシーンより。
時間にして僅か10秒程度のイメージカットですが、実に貴重な資料ですね。
一人の刑事が、パチ屋で情報屋からネタを仕入れる「聞き込み」のシーンですが、「1990年デビュー組」の私にとっては、未知なる80年代前半のパチンコを学ぶ上で、大変参考になります。
この刑事ドラマでは、結構パチ屋が登場していて、以前にも渋谷の某・アレンジボール店で聞き込みをするシーンを見た事があります。店の壁に貼られた「新台・ブラックホール登場」なんて貼り紙に、思わずニヤリとした私(笑)。あ、ブラックホールってのは、サミーの古いアレンジボールの事ですよ…打った事はありませんけど。
それと、新宿好きの私には、歌舞伎町の「オデヲン」(現・オリパサ)なんかも登場してて、面白いですね。80年代前半には、オデヲンの隣に「スター」というスロ屋があった事が、当時の映像から判ったりします。
さて…ご覧の通り、画像は三共の「フィーバー」な訳ですが、いわゆるジャジャ漏れの「初代フィーバー」ではなくて、30秒&10ラウンド規制が入った後の「初期型フィーバー機」と思われます。デジタル下に「10 COUNT」の表記もあるので、もしかしたら10カウント機なのかな…。それとも、単にラウンド数の事なのか???うーむ。
上皿右側には「SANKYO」のロゴと、王冠を被ったヒョウ(?)のマーク。当然、ドラム君はまだ誕生してませんな。
画像では確認できませんが、台枠は関東枠の「AKASAKA」でしょうね。
ちなみに、コイツは有名な「フィーバー’82(タコフィーバー)」ではありません。いくら若輩者の私でも、見れば流石に違いは判ります。
それと、左下の赤いボタンは、デジタル停止用のストップボタンでしょうかね。完全攻略して思い通りに「777」を出せる強者が、当時のホールには結構いたんでしょうな~。
昭和57年当時は、中学受験を目指して塾通いをしていたマジメな子供だったので、そうした香ばしいパチンコ攻略法の類とは、縁もゆかりもありませんでしたが…小学生なら当たり前か(笑)。
という事で、「パチンコ近代史」の資料は、いついかなるところに転がっているか分かりませんな。
本日は、これにて。